アンパンマンの原作はやなせたかしさん。でも、やなせたかしさんが絵を描いている作品って少ないということを子どもができ絵本を読むようになって知りました。
本屋でもやなせたかし作・絵となっているのは少しだけ。今晩はその中の一つアンパンマンとまほうのロープを読み聞かせしました。
物語としては、まほうのロープをバイキンマンにとられてしまい、アンパンマンがそれを取り返しに行くという定番の展開。
印象的なシーンは、ドキンちゃんが空から落ちそうになるところをアンパンマンが助けるところ。そこで、ドキンちゃんが「敵をたすけるの」というと、アンパンマンが「敵だなんて思ってないよ」と返します。そして、バイキンマンが最後にありがとうアンパンマンといって終わるという。
アンパンマンは、敵を倒す正義のヒーローの物語ではないんだと気付かされました。
4歳くんはそんなことは思っていないけれど、バイキンマンか倒されないでおわるこの絵本が好きなよう。