世界で200万部、2020年発行の絵本。まだ新しいのに全世界に広がり支持されているのは、教育的に役立つからでしょう。
ちびくろさんぼのレビューで書いたことは、大人が好きな絵本と子どもが好きな絵本はちがうということ。カラーモンスターは大人が好きな絵本のジャンルに入ります。
子どもが感情を整理できるように、感情に色を付けて表現します。青は悲しい。赤は怒り。
絵の描き方や見せ方がおしゃれなでアート作品を見ているような。初めて読むと大人としては、ひかれるところがありました。
けれど、一度4歳くんに読み聞かせをしてもリピートはなし。もっかい読んでみようと誘ってから、今の気持ちは何色?と問いかけながらページをめくるときいろーとか、あおになるのはこんなときだよーとか教えてくれました。これは教育的にとても良い絵本には間違いないですね。
一冊の値段が平均よりも高いので、200万部というのは家庭というより保育園や幼稚園や、教育機関で多く買われているのかもしれないと思います。
4歳くんが不安な気持ちだったときのことを話してくれた。絵本ではくろ。
はじめていとこと子どもだけでおつかいに行ったときのこと。
お店に入ると真っ暗だった。木がたくさんあって怖かったけど、うえをとおったよ。いとこの女の子はそれができなくて木の下をくぐったんだよ。
ファンタジーな説明でしたがそんな話をしてくれました。かなり前のできごとなので、人生で一番不安なエピソードだったんだと思うと、この絵本によって気持ちを引き出せたということで、やはり価値のある絵本なのかもしれないです。